デザイン

デザインをするって人のためにすること。自己紹介シートとデザイン思考

なぜデザインを学ぶのだろう?

時代の変化の波はどんどん早くなっている。

例えば高度経済成長期の頃はものづくりで同じものを他より10倍売れば10購入され、100倍売れば100倍購入されるというように分かりやすく成果が比例していた。

どんどん働けば働くほど利益が出続けていた。

しかし、バブルが崩壊して時代の流れが大きく変わってきて、インターネットの普及やテクノロジーの発展により、アイフォンが登場しスマホを普通に皆んなが持つようになり生活の仕組みが大きく変化しました。

すぐに連絡がとれるのはもちろん、情報へ簡単に誰でもアクセスできるようになった。

目まぐるしい時代の変化に対して学校もそれに応じて変化しているのか?
というと追いついてはいません。

この中で私たちは何をしていかないといけないのか?
何を考え、どういうことをしていけばよいのか?

特に顕著に変わったのはグーグルの登場の前と後です。社会のあり方が大きく変わり、FacebookなどのSNSがでてきて手紙を出さなくても人と密にやりとりができたり、Uber Eats ができたことで移動へのあり方が変わったり・・・と他にもあげだしたらキリがありません。

どんどん社会のあり方が書き換えられていっている。

それまで普通にうまくいっていた仕事のあり方、価値が変わっていってることを意味します。

社会の変化は一瞬

1900年頃のニューヨークでの主な移動手段は馬車でした。

そして13年後の1913年に
ヘンリー・フォードが車を大量生産してたくさん売るビジネスをを立ち上げ、世の中のしくみは変わりました。

変化は一瞬です。

馬車の頃、馬を育てたり、馬車を運転する御者をしていた人々はもう別の仕事を探さないといけなくなりました。

現代ではもっとはやいスピードで変化しており、

今の小学生の子たちが大人になる頃には
今ある仕事の半分はなくなり、新しい仕事が生まれていると言われてる程です。

そんな中で私たちは何を学び、何をしていかなければならないのか。

時代は必ず変化します。

そしてどう変わっていくのか予測することは困難です。(分かったら無敵ですね。)

時代に合わせて必要とされるものを考え続け、提示する。

その間を埋める役割があるのがデザイン。

今までのやり方を続けるということではなくて

「人の心に寄り添い、困りごとを見つけて手助けすること」

これが不変的に価値があり、
これを正しく行い、やり続けなければなりません。

デザインの力

どんな時代になって
人はどういうことに困っていて
どんなことが大変で

何があると助かるのか。

それを解決し、提供することに価値がある。

そしてその価値を提供できる力を私たちは身につけていかねばなりません。

デザインにはこの力があります。

イラレやフォトショなどのツールが使えることがデザインではなく、
デザインに求められいる本質は

デザイン思考とは

デザイン思考とは、
人に何を求められているのか考え、
それを解決するという価値を提供し、
本当に役に立ったのか確認する考え方を身につけていくことです。

他人の困りごとを解決するって簡単に思えますが実は難しい。
いろいろこうしたらいいんじゃないかと思いつくけど
自分の認知と他人の認知は結構違う。

映画館で他の人と笑ったり、泣いたりするリアクションが一緒とは限らない。
(私は結構、他の人はここで笑うんだとか思うことがあります。。)

なので自分の感覚と他の人は違うし、違うということを気づくことが大切です。

本当に人にとって価値があるものを提供できるというのはすごい技術です。

つまり繰り返しになりますが、
本当に必要とされているものを
はやく、正確に提供できる技術が必要だということです。

そして受け手が正しく受けとれたものが
正しく設計されたデザインです。

時代の変化が激しい現代においては
誰もがデザイン思考をもって働くときであると考えます。

このアンテナがある人がこれからどんな時代になっても必要な人であり続けられます。

【実践】デザインコースの自己紹介に使う自己紹介シートを作成しよう!

自己紹介シートとはプロフィール帳ののようなシート。

デザインコースのみんなに配って書き込んでもらうための自己紹介のシートを作る。
(なので欄は空白で)

ツールは何でもOK!
手書きでもOK!

私がまず作成したもの(全然だめ😂)

全く意図をくみ取れてなくて恥ずかしいのですが
最初の参考画像が好きな作品のコミュニティ向けのものの自己紹介シートで
肝心な「デザインコース」向けというところが抜け落ちて作成しました。

うーん、SixTONES好きだから私はこれだ!と突っ走りました。😂

残念。作成中はルンルンで、とても楽しかった。
あほです。

作成するのはデザインコースを受ける人向けの自己紹介シート!!
誰のためのものですか~自分。(;´д`)
しかし、このあと軌道修正せず、このSixTONES大好き!自己紹介シートを完成させることを優先させる私、、、。反面教師にしてください。
ただただイタいヤツだという印象をつけたことでしょう、、、。

あと教室にSixTONES知ってる人いないから誰も書き込めないという😨

自己紹介シート作成の目的

誰のどんな問題を解決するためにつくるのか。

今回の自己紹介シート作成の目的は
聞きづらいことをききやすい形にして自己開示しやすくすること。

目的にそって項目やチェック形式があったり、
画面割りされていなければデザインされたものとは言えない。

デザインとは

  • 他のものがこうである
  • 自分の知っているものがこうである

というものではなく、

  • どんな問題があるのか?
  • どんな情報が必要なのか?

それを要素やビジュアル(見た目)に落とし込んで手を差し伸べられているものがデザインされたものなので

例えば、書く人に負担が多いものよりもチェック形式の方が親切です。

どれだけ見た目がよくてもそこがクリアされていないと問題が解決されたデザインとは言えません。

実際、自己紹介シートで多く使われているのはプリキュアの自己紹介シートです。

別にチェック項目もないし書く部分は多いですが
これはプリキュアが好きだー!という叫びを記入するものだからむしろ余白が多い方がよいのです。

余白があることで自分で自由にカスタムできるところが魅力的です。

デザインとは配慮、見せ方が大事。

リデザイン

デザインコースの自己紹介シートを作成するうえでのポイント

  • デザインコースの自己紹介はなぜ行うのか?
  • 目的を達成するにはどんな情報があって、どんな気分になれるものがほしいか?

私が次に作成したもの(全然だめ😂😂)

ちょっとだけ反省してSixTONESをお知らせしようと方向転換。(根本的には自分都合でだめです。)

わかりやすくメンバーカラーを取り入れたり、正しくは「すとーんず」ですが、「しっくすとーんず」と知らない人は読むのでふりがなをふってみたりしました。

あと人間心理的に角はとにかく少しでも丸く!!ということだったので丸くしました。

丸い方が人に安心感を与え、情報がすっと入ってくるそうです。

自己紹介シートに書き入れ

そして書き入れし、自己紹介しました。

他のみんながちゃんと
使っているパソコンはWindowsかMacかとか
受講はオンラインかオフラインかとか
学んで将来こうなりたいなど
ちゃんとデザインコースの自己紹介をする中で
SixTONESの宣伝をする私。

なので実際の自己紹介ではだいぶ恥ずかしかったです。

ちゃんとターゲットを見据えられてない!!
大いに反省しました。

改めて作り直し

もう時は戻せないけどこれを本来出せていれば、、、!というものを作りました。

ちゃんとデザインコース向けの自己紹介シート!
自分のエゴを取り払った、、、。

相手の求めているものを作るって難しい。

映画のタイプをきいてるのは
ものごとの捉え方が感覚派なのか理論派なのかを知りたくてです。

デザインとは何か?

デザインとは機能である(ディーター・ラムス)
=機能主義

デザインするとはどういうこと?

ユーザーに望む行動をとってもらうこと。

=デザインというのは
どのように見えるか、感じられるかではなく
人に対してどのように働きかけるかだ。(Works)

“Works”(人が動く)とはどういうことか?

例えばコロナウイルスの感染拡大に対して人を動かすには何ができるか?を考えると

まずひとつの設計として
政府や県などの権威からの指示で動く

デザインにできることはなんだろう?
感染防止対策のポスターを作ること?
ポスターもすごく大事だけど人を動かすには?

例えばこの「おててにポン」は
手のひらにスタンプしたばいきんマークがキレイに消えるまで石けんで手洗いすることで、楽しみながら手洗いの練習ができるというものです。

これは手洗いをしてくれない子供に対してスタンプをすることで自然と手洗いをしたくなるというデザインであり、しっかり洗うことも身につけられるものでもあります。

そしてこれこそがデザインであり人を動かす力があるデザインです。

コロナ対策含め、手をしっかり洗ってほしいという問題を解決してくれるデザインです。

ポスターで案内することで人は動くのかといえば必ずしもそうだとはいえません。

デザインというとオシャレであることではなく、働くものであることが重要です。

問題解決する働きがあることがデザインなのです。

どんなふうにデザインを考えていく?

きいて、確かめ、調査し、評価が下る。

まずはじめに使ってくれるユーザーが今、どんなことで困っているのか調査します。
頭で考えるだけではなく現地に行き探ります。

前提とし意識しないといけないことは
作り手とユーザーの想像は違うし、実際必要なものも違うということ。

自動車を普及させた立役者、ヘンリー・フォード氏の言葉で馬車の時代に
「顧客に、望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」

というものがあります。自動車を知らない人は「自動車が欲しい」とは言えません。

本当の問題は何か?ということを考え、設計していくことです。

顧客が本当に望むものは速い馬車ではなく、速い移動ができることなのです。

そして作ったら終わりではなく、
それによって本当に問題は解決したのかを確かめます。

達成していればOKで、していなければ再度調査に戻るというサイクルを回ります。

これがデザイン思考的な考え方です。

設計するというのは目的に沿って解決していくこと。

なのでフォント色彩を含め、全ての要素は目的を達成するために構築されていかねばなりません。

だからデザインは必然の集合の流れがあるから美しく見えるのです。

デザインするとは?

デザインするとは、

ユーザーが本当に求めている願い、表面化しない根源的な要求を
ていねいに寄り添って設計(デザイン)というプロセスで解決してあげること。

知的資本論」増田宗昭(蔦谷書店の創業者 )

“実際、優れたデザインとは、ライフスタイルの提案までがそこに内包され、表現されているものなのだ。”
モノづくりをする、何かを生み出すときというのは何かこういうのはどうですか?というのを戦略的に提案していくことを言語化した本。
「これからの時代、デザインに疎いようでは生き残れない」という言葉も残しています。

グッド・デザインの10の原則

いいデザインとは何か?

有名なディーター・ラムスの10の原則を最後に紹介。

①革新的

技術が進歩するということはそれだけできることが増えること。

デザイナーにとって世の中をよりよくするチャンスは進歩すればするほどでてくるはず。だから新しく考えられるデザインは革新的なものであるべきなのだ。

②実用的

ものというのは人に使われるために存在するからそれが第一にあるべきだ。

そして使われるにはものとして実用的であるべきだ。

③美しい人々の生活の中に入るということは人々の生活を悪いものにしてはいけない。いい影響を与えるべきだから美しくあるべきだ。
④分かりやすい

人を迷わせてはいけない。

分かりづらくデザインされていたら人に悪い影響を与え、改善されたとはいえない。
いいデザインとは分かりやすくあるべきだ。

アップル製品がよく評価されるのは説明書がなくても感覚的に使えるという点があげられる。

⑤主張しない

アートとは対極にある概念。

ものは道具として使えるべきであってオブジェや美術品ではないから必要十分に道具として使えるべきであって美しくはあるべきだけどそれ以上のことはしないべきだ。

⑥誠実である

人をだましてはいけない。

ものは人の役に立つべきだから役に立つように設計されるべきである。人をだますような本来の機能よりも有用にあるようにみせたり人を操ったりしてはいけない。

⑦ながもちする

タイムレス。
流行だから使われるのではなく、人に価値を提供しているから使われるものでありなさい。

流行が去ったら使われなくなるものではなく本当に価値があって人々の暮らしをよりよくするものを設計すべきだ。

どれだけ消費社会で売れるとしても、それよりもタイムレスなものをつくりなさい。

⑧細部まで完璧

迷わせてはいけない。

人にストレスを与えるような不確定な要素を一切残してはならない。

⑨環境にやさしい

これが10の原則の中に入っていることに大きな意味をもっている。

デザインは人類全体に貢献すべきで人の暮らしをよくし、前に進めるものだからどれだけそれに価値があったとしてもそのデザインによって環境が破壊されたりすることがあるなら必ず最後に人類にとって悪影響を与えるものになるならしてはならない。

環境に悪影響を与えるなら他がどんなに良くてもいいデザインとはいえない。

⑩純粋で簡潔

「Less but better」(より少なく、しかもより良く。)

本質ではない部分、ただ人の心をざわつかせるだけ部分は限りなく排除し、本質的に人の役に立つものだけを残すことに注力すべきだ。

最終的な目標は、デザインのプロセスを知ることで
どんな時代になっても人の役に立つことで対価をもらえる人間になること。

デザイン思考を身につけるには「よく見て、よく考えること。」

普段困ったことがあったら「自分からはこう見えるからこうしよう」と考えてしまうが、そうではなく、

「本当の問題は何である?」
「解決するにはどうすればいい?」

真摯に誠実に本当の現実をエゴにとらわれず何ができるか考える。

人をだましたりせず、世の中がよくなるように実現していくこと。

デザインには、世界を変え、前に進める力がある。

正しく身につけ、正しく使えればそれが可能である。

感想

アートとデザインの違いがはっきり分からなくて、
ざっくりなんとなく
オンリーワンなのがアート、
頒布されるのがデザイン。と思っていました。

そしてなんとなく上流にあるものがアートみたいな感覚でした。

でもそうではなく元々向いてる方向が違って
自分に向いてるのがアートで
社会に向いてるのがデザインなんだとわかりました。

どんな商売にも共通して言えることですが
価値を与えて対価をもらう。

デザインの場合わかりにくいのは
いいデザインほど主張せず自然と導いてくれているからなんだということがわかりました。

デザインを勉強するたびに「人の心」という壁に当たります。
難しいですがデザイン思考的な観察と視点でものごとがみていければと思いました。

参考

2021年1月にSUNABACO八代で受けた「デザイン概論」の授業の内容を元にアウトプットしたものです。

Dieter Ramsに焦点をあてた 2018年のドキュメンタリー映画、『Rams

539円で視聴することができます。(日本語字幕もつけられます。)

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