色ってなぜいるのか?

上の画像には色がありません。
いわゆる白黒、モノクロです。
フリー素材でとってきた自然の写真です。
ここから色有りにすると
どうでしょうか?

一気に印象が変わりました。
色がなかった(白黒)ときと受けていた印象が一変して
色がついたときは、心が動き、感情が生まれます

色=大きな情報を持っている

ここで言いたいことは色をつけることが目的ではなく
色はデザインで問題を解決するための1つのツールであり、
デザイン機能をいかにうまく使うかがポイントです。

色には大きく分けて2つの効果があります。

機能的効果

色がつくことで目で見て確認できる効果があります。

  • コミュニケーション効果・・・見やすさ、わかりやすさ、記号化、メッセージ性
  • アピール効果・・・区分、目立たせる

例①:道路標識
赤と白、黄色と黒でかかれていたら
見ようと思わなくても目に飛び込んでくる。(誘目性)

例②:駅の運行情報の案内
黒地に白で目に飛び込んでくるわけではないが
探そうと思ったときに自然とぱっと見える。(可読性)

情緒的効果

色から受ける人間の感情にかかわる効果がある。

  • 美的効果・・・美しい、感動する
  • 快適効果・・・心地よさ、楽しさ、やすらぎ
  • イメージ効果・・・イメージ表現、個性の演出

色彩心理と色のイメージ

色から受ける印象は誰かが決めたものではなく
人間は自然と本能的に色から受ける印象があります。
なので色には目にみえないメッセージがあります。

函館の観光ポスター。
色の違いで印象が変わります。
左から順に2人の関係が進んでいきます。
色ごとにこんなに印象が変わるのか!と面白いポスターです。

色の効果

好きな色とか流行の色とかいろいろありますがその時の自分の状態で惹かれる色って変わっていってるなと、ふと思いました。

これを見たときにどういう気持ちになってもらいたいのかということを考えて色を選ぶことが相手に伝えたい情報を伝えるということになる。

そして色は無意識に伝えることができる。

どんな色が思い浮かぶ?(感情編)

色へのイメージはその人が今まで見てきたもので変わってきます。

世代によっても違うし、加齢によっても変わってくる。(水晶体の色が変わりガスの火の色がみえなくなる)

デザインとして色を選んでいなかったら目的のために色を選ぶということはあまりない。(このサイトも今のところ結構感覚で色選びしてます。。。てへっ☆・ω<)
なんとなくで色を選択していたところからその色を使うことでどんな機能的、情緒的効果をもって相手に伝えることができるかを考えられるようになったら色んなことに応用できます。

そして更にその色によってどんな結果が得られたかまでわかるとより確度があがります。(確度:確かさの度合い、確実さ)

どんな色が思い浮かぶ?(アプリ編)

運動と言っても
ランニング系なのか筋トレ系なのかそれともヨガなのか等、目的によって異なります。

私は最初「動きたい」でイメージした体が燃焼していくイメージの赤や爽やかなスポーツ飲料水からイメージした水色を思い浮かべました。

しかしこれもまたひとつの正解なのですが(何目的で運動するかまでは落とし込んで考えられていれば)一つの例として出された世界で一番使われている運動アプリ「Nike+ Run Club」の色に衝撃を受けました。

蛍光のイエロー!
これを見た瞬間オリンピックの短距離走を思い出しました。テレビをみながら皆、蛍光の色違いの靴だなー。水泳のSpeedo的な超速く走れるヤツなのかなーなんて思っていた記憶が呼び起こされました。

それから余談でアップルウォッチのアクティビティの円のデザインも面白いです。

体を動かし、アクティビティリングという3色のリングを1日を通して完成を目指すというものです。進行状況がパッと見でわかります。

人は不完全なものは完全にしたくなるという心理をうまくついた、いいデザインです。

色選びはセンスがなくても身につく

色の3要素

ここまで話してきたのは色相という色みの話だけでしたがあと明度と彩度があります。

  1. 色相・・・赤!緑!などの色みのこと、色の変化。
  2. 明度・・・色の明るさのこと
  3. 彩度・・・色の鮮やかさのこと

色はこの3つの要素の組み合わせで表現される。

3つを合わせたものをトーンという。

色は相手への思いやりである。

デザインにおいてセンスは先天的なものではなく、誰でも身につけることができる。

「センスは知識からはじまる」水野学
くまモンのデザイナーの方。
このデザインや色はどんなバックグラウンドから生まれたものなのか全て説明している本。なぜこの色を選択したのかなどを感覚的ではなくしっかり言語化しています。センスというあいまいなものの本質や原理を知りたい方にはヒントがもらえる本だと思います。

色相差と調和

2色以上の色を効果的に組み合わせることを配色といいます。

  • 同一色相配色:統一感、きれいにまとまる
  • 中差色相配色:混ざり感
  • 対照色相配色:変化を感じる
  • 補色色相配色:派手、強い印象(アクセントカラーとして使うのがよい)

重さを感じる色

色から受ける影響で同じ重さのものでも持ったときに違って感じます。

白は軽く感じ、黒は重く感じます。

ZOZOTOWNの段ボールは面白くて普通段ボールに黒は使わないのですがあえて使うことによって他と差別化されていて特別な感じがします。

調べたらかっこいい段ボールにしたかったということでしたが逆転の発想だなと思いました。

 

プロダクトデザインと色

重要な機能に目を引く配色が施されている。

使う人の動きを考えてデザインされているディーター・ラムスデザインの電卓。
イコール以外の数字は白抜き文字なのに対し黒字かつボタンの色は黄色で押したくなります。

参考にしたもの

2021年1月にSUNABACO八代で受けた「色彩概論」の授業の内容を元にアウトプットしたものです。

Follow me!